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臨床検査技師国家試験問題集 解答と解説 2017年版

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臨床検査技師国家試験問題を5年分(2012~2016年)収載。この5年分の国家試験を詳しく検討することで、最近の試験の傾向、内容を知ることができる。解答と解説は、創刊以来、臨床検査技師国家試験の問題および解答・解説を掲載してきた雑誌 「検査と技術」 の編集委員会による。
編集 「検査と技術」編集委員会
発行 2016年06月判型:B5頁:208
ISBN 978-4-260-02822-6
定価 3,300円 (本体3,000円+税)
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2017年版の序

 医療系の職種はヒトの生死に深く関与することから,そのほとんどが国家資格であり,毎年関連の国家試験が行われています.臨床検査技師についても例年2月に実施され,4,000人以上(2016年は4,400人,うち新卒者は3,727人で,ここ数年は毎年150人程度ずつ増加)が受験しています.合格率はここ数年75%以上(2016年は76.4%)で,医療系としては難しい部類に入る国家試験です.この国家試験は「臨床検査技師として第一歩を踏み出すのに十分な知識があるか」を判定するもので,「出題基準(ガイドライン)」が公開され,学習の指針となっています.しかし,試験科目は10科目でしかも内容は膨大であり,やみくもに学習してもよい結果(合格)を勝ち取ることはできません.やはり,効率的な試験対策・準備が必要です.しかも,国家試験は年ごとに改善・進化しており,最近では医療現場に即した出題内容になってきています.すなわち,より医療現場に近い事象を出題するようになってきています.このため,国家試験の出題傾向を知ることは合格を勝ち取るために必要不可欠となっています.
 雑誌 「検査と技術」 は創刊以来,臨床検査技師国家試験の問題と解答・解説を掲載してきました.解説では,正答肢ばかりでなく,誤答肢を含めて出題のねらいについても詳しい解説を記載するようにしてきました.そして,最近5年分の「検査と技術」に記載された問題と解答・解説を1冊にまとめることで最近の出題傾向を推測できる本を出版してきました.幸いにもこれまで多くの学生・受験生に利用していただき,国家試験対策の「バイブル」的本となってきております.
 この2017年版では,2012年(第58回)から2016年(第62回)までの5年分の国家試験の問題と解答・解説を収録しています.毎年異なった問題が出題されていますが,この5年分の国家試験を詳しく検討することで,最近の試験の傾向,内容を知ることができます.そして,国家試験では,臨床検査技師として就職した際に要求される基本的な事項が出題されていることがわかると思います.出題形式はAタイプ(単純択一形式)とXタイプ(多真偽形式・5肢複択形式)の2つです.Aタイプは5つの選択肢のうちから1つの正答肢を選ぶもので,他の選択肢より,より正解に近ければ正答肢となります(one-best).このため,正答肢以外にも正解肢(正しいあるいは誤った選択肢)はあります.一方,Xタイプは5つの選択肢からランダムに2肢(X2)あるいは3肢(X3)を選択する形式で,正答肢以外は正解でないのが原則です.このような出題形式についての最新情報も試験内容とともに学習することができます.
 本書には前記のように,各選択肢に関する解説が誤答肢についても記載されています.正答肢あるいは誤答肢とされる選択肢が頻回に用いられている場合はその選択肢が重要なキーワードであることを認識して,十分に理解するように学習してください.受験生の皆さんが本書を効率よく活用されて,無事に臨床検査技師国家試験に合格されることをお祈りしております.頑張ってください.ファイト.

 2016年5月
 「検査と技術」編集委員会を代表して
 高木 康

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