医学書院

検索
HOME書籍・電子メディア > 書籍詳細



根拠と事故防止からみた

老年看護技術


(第2版)

編集:亀井 智子

  • 判型 A5
  • 頁 568
  • 発行 2016年02月
  • 定価 4,320円 (本体4,000円+税8%)
  • ISBN978-4-260-02498-3
老年看護技術に自信がもてる! 豊富な写真・イラスト・動画による解説が1冊に
好評書の改訂版。豊富な写真とイラストに「動画付録」を追加。高齢者のケアでは、高齢者の社会的背景や身体的・心理的特徴を的確にふまえたうえでの看護技術実践が求められる。本書は、全技術項目について(1)高齢者の特徴とアセスメント、(2)看護技術手順という構成で解説。手順には「根拠」「コツ」「注意」「事故防止のポイント」「緊急時対応」を豊富に記載。在宅での技術もカバーした、高齢者の看護・介護に役立つ1冊。
動画読者の皆様へ 動画閲覧サービスのご案内
本書付録のカードに記載されたIDとパスワードをご用意のうえ、左のアイコンからお入りください。 ※動画を27本更新しました。(2017.06.28)

【サンプル動画 配信中】
●摂食・嚥下訓練 【口唇の運動(他動運動)】 (音声は入っておりません)

●高齢者の口腔内吸引 (音声は入っておりません)

序 文
はじめに

 入院している高齢患者,介護施設に入所している高齢者,在宅で療養する高齢者など,看護を必要とする高齢者には疾患による苦痛や身体機能の低下に加え,認知機能やコミュニケーションに障害があることも多いといえます.また高齢者一人ひとりの長い人生史やライフイベントを加味した上で,...
はじめに

 入院している高齢患者,介護施設に入所している高齢者,在宅で療養する高齢者など,看護を必要とする高齢者には疾患による苦痛や身体機能の低下に加え,認知機能やコミュニケーションに障害があることも多いといえます.また高齢者一人ひとりの長い人生史やライフイベントを加味した上で,尊厳を保った看護ケアの提供が不可欠です.高齢者への看護では,これら高齢者の特性を十分踏まえ,適切な看護を提供することが求められています.
 『根拠と事故防止からみた老年看護技術』の初版が発行されて以来,多くの方々にご愛読いただき,今般第2版を発刊するに至りました.
 第2版では,これまでの写真(静止画)による手順の展開ばかりでなく,主な技術を動画で確認いただくことができるよう斬新な改訂を行いました.動画撮影にあたっては,高齢者ならではの手技に焦点を当て,手元の手技が十分に理解できるように留意しました.
 加えて本文についても,最新のエビデンスの更新を行い,より分かりやすく学習していただけるようにレイアウトも変更いたしました.
 本文では初版の構成を踏襲し,各手技の冒頭に高齢者の特徴を踏まえた各ケアを行う目的や必要性を明記し,ケアを開始する前に行うアセスメント,事前に確認しておくべき点,および必要物品を挙げています.そして各看護技術の手順,それぞれの留意点と根拠を詳しく説明し,実施後の評価では対象となった高齢者にとっての評価の視点や評価項目を示しています.認知症をもつ高齢者では,しばしば看護技術を提供する際に協力が得られないことや,不快感をあらわに示すこともあるため,複数の看護師で安全に対応するよう加筆や手順の修正を行いました.
 本書が看護学生のみならず,高齢者ケアの現場で働きはじめた看護師にとっても有用な一冊となることを期待するとともに,多様なケアの現場で働く看護師や学生教育担当の看護師の方々にもご活用いただければ幸いです.
 本書の制作にあたっては,執筆,撮影する項目の選定,動画の撮影と編集などに多くの方々のご協力とお時間を頂きました.また,医療機関の現場を撮影にお貸しいただくなど,関係機関からも多くのご理解とご協力を頂きました.医学書院の諸氏には,細部にわたり適切な指示をいただき,本書が完成するに至りました.
 最後になりましたが,読者の方々から引き続き,本書についての忌憚のないご意見を賜りますようお願い申し上げます.

 2015年12月
 亀井智子
目 次
   はじめに
   本書の構成と使い方
   動画の閲覧方法
   動画一覧

第1章 基本技術
   1 コミュニケーション
    (1)コミュニケーション向上への援助
    (2)高齢者とのコミュニケーションの工夫
   2 入院時の情報収集
   3 ディスチャージプランニング(退院支援)
   4 感染防止
    (1)標準予防策(スタンダードプリコーション)
    (2)感染経路別予防策
   5 環境整備
    (1)病床環境
    (2)住環境
   6 ケアプラン会議
   7 看取り,死後の処置
第2章 日常生活援助技術
   1 食事
    (1)脱水予防
    (2)食事介助(誤嚥・窒息予防)
    (3)摂食・嚥下訓練
    (4)経管栄養
    (5)口腔ケア
   2 排泄
    (1)排泄援助
    (2)失禁のケア
    (3)おむつ交換
    (4)導尿
    (5)便秘
   3 活動
    (1)体位変換
    (2)廃用症候群の予防
    (3)移動介助(車椅子)
    (4)歩行介助
    (5)転倒予防
    (6)レクリエーション1 回想法
    (7)レクリエーション2 音楽療法
    (8)レクリエーション3 アクティビティケア
   4 休息・睡眠
    (1)安静・休息
    (2)睡眠援助
   5 清潔・整容
    (1)入浴介助
    (2)陰部ケア
    (3)足浴・フットケア
    (4)手浴・ハンドケア
    (5)全身清拭
    (6)洗髪
    (7)ひげ剃り・爪切り・耳垢除去
   6 衣生活(更衣)
第3章 身体ケア技術
   1 バイタルサインの測定
   2 検査
    (1)血液検査(静脈血採血)
    (2)上部消化管内視鏡検査
    (3)X線単純撮影
   3 呼吸・循環管理
    (1)吸引
    (2)排痰
    (3)酸素吸入療法
    (4)在宅酸素療法
   4 ストーマ管理
   5 皮膚管理
    (1)スキンケア
    (2)褥瘡ケア
   6 与薬
    (1)与薬事故防止
    (2)経口薬
    (3)坐薬
    (4)外用薬・貼付剤
    (5)注射
    (6)吸入薬
    (7)ネブライザー
    (8)点眼薬
    (9)点鼻薬
   7 安楽
    (1)疼痛緩和
    (2)ポジショニング
    (3)罨法
    (4)リラクセーション
第4章 救急手技
   1 窒息
   2 転倒・転落,骨折
   3 せん妄
   4 熱傷
   5 心肺停止

   索引

動画一覧