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知っておきたい変更点 NANDA-I看護診断 定義と分類 2015-2017

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『NANDA-I看護診断 定義と分類 2015-2017』 は、多くの追加や改訂があり、さらに洗練されたが、では2015-2017年版は何がどのように変わったのか。本書ではそのポイントが把握できるように解説。また、新しい26の看護診断については、イメージしやすいように典型的な事例を提示。2015-2017年版の原著編者による確かな解説で知識をアップデート!
上鶴 重美 / T.ヘザー・ハードマン
発行 2015年05月判型:A5変頁:104
ISBN 978-4-260-02180-7
定価 1,980円 (本体1,800円+税)
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はじめに

 NANDAインターナショナル(NANDA International:NANDA-I)の『NANDA-I看護診断-定義と分類 2015-2017 原書第10版』には,多くの追加や改訂があり,さらに洗練されたものになった。変更点が多いということは,看護の知識が常に進化し続けている証である。また,NANDA-Iが最新の知識を確実に看護診断用語体系に反映させていることのあらわれでもある。

 前置きしておくが,本書は看護診断を初めて学ぶ方々に向けた解説書ではない。看護診断を新たに学習中の方々には,『NANDA-I看護診断-定義と分類 2015-2017 原書第10版』をお読みいただきたい。本書は,以前から看護診断を使用している方々に,2015-2017年版では何がどのように変わったのか,簡単にポイントを把握していただけるようにまとめている。変更理由をもっと詳しく知りたいという方のための解説や,新しく採択された26の看護診断をイメージしやすいように適用例も含めている。また,さらなる改善の必要な課題を指摘し,今後の発展に向けた提案も掲載している。

 ここでは,『NANDA-I看護診断-定義と分類 2015-2017 原書第10版』の全体的な構成の変更についてお知らせしておきたい。今回は新たに学生や看護診断を一から学ぶ看護師に向けて,用語体系に関する入門の章を設けている。特に看護診断の基本,アセスメント,正確に看護診断するうえでのアセスメントデータの役割,臨床推論を支える構造として分類法をどのように活用すればよいのかに重点を置いた。用語体系の使い方を知っておくことは,看護診断の理解を深めるうえで,また臨床での応用にも役立つであろう。さらに,よくある質問の章も新たに設けている。NANDA-Iに常に寄せられる質問なので,皆さんの日ごろの疑問にもお答えできることを願っている。

 2015年5月
 著者ら

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はじめに
院内情報システム(電子カルテを含む)における『NANDA-I看護診断』ライセンス取得案内

第1章 何がどう変わったか
 実在型看護診断が問題焦点型看護診断に変わった
 全般的な看護診断の定義が変わった
 問題焦点型看護診断の定義が変わった
 リスク型看護診断の定義が変わった
 個々のリスク型看護診断の定義も変わった
 ヘルスプロモーション型看護診断の定義が変わった
 個々のヘルスプロモーション型看護診断の定義も変わった
 ヘルスプロモーション型看護診断の診断指標が変わった
 看護診断名が変わった:5診断(日本語は4診断)
 看護診断が改訂された:14診断
 分類法における配置が変わった:6診断
 7つの看護診断が削除された
 診断手がかり用語が標準化された
 第1軸は「診断焦点」から「診断の焦点」に変わった
 エビデンスレベルが見直された
 分類法IIIはどうなるのか?
 その他の変更点

第2章 課題と今後の取り組み
 症状は看護診断なのか?
 看護診断はどこまで細かくすべきか?
 より正確な翻訳に向けて
 看護診断の定義はどうあるべきか?
 シンドロームは看護診断のまとまり,のはずだが?
 ヘルスプロモーション型看護診断には課題山積?
 看護介入で変更できない因子や医学診断をどうするか?
 診断の焦点が同じ看護診断に共通性は見られるか?
 標準用語の確実な理解と活用に向けて

第3章 クイックマスター! 新看護診断26
 高齢者虚弱シンドローム
 高齢者虚弱シンドロームリスク状態
 肥満
 過体重
 過体重リスク状態
 慢性機能性便秘
 慢性機能性便秘リスク状態
 坐位障害
 立位障害
 心拍出量減少リスク状態
 心血管機能障害リスク状態
 不安定性情動コントロール
 気分調節障害
 解放的意思決定障害
 解放的意思決定促進準備状態
 解放的意思決定障害リスク状態
 角膜損傷リスク状態
 尿路損傷リスク状態
 口腔粘膜障害リスク状態
 褥瘡リスク状態
 術後回復遅延リスク状態
 組織統合性障害リスク状態
 低体温リスク状態
 周手術期低体温リスク状態
 分娩陣痛
 慢性疼痛シンドローム

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