2016年版　保健師国家試験問題　解答と解説
「国試直前チェックBOOK」付

まえがき

　保健師を目ざす皆さんにとって，保健師国家試験は，これまでのたゆみない学習の成果が試される大きな関門です。これに合格して，はじめて保健師の資格を得ることができます。
　しかし，皆さんには，国家試験にはどのような問題が出題されるのか，試験に備えてどのような準備が必要なのか，またどの程度の学力が要求されるのか，といった国家試験受験への漠然とした不安があるのではないでしょうか。このような不安を解消するためには，過去に行われた国家試験問題に実際にふれ，自分の実力を試してみることが有効です。
　本書はこのような考えに基づいて，おもに過去5回（2010～2014年：第96～100回）の国家試験から精選した問題，および2015年2月に行われた最新第101回の国家試験の全問題を収載しています。すべての問題には，「解答」だけでなく，その解答が導かれる根拠を理解できるような「解説」が加えられていますので，自己学習もスムーズに行えます。
　また，これらの過去問題や平成26年版出題基準の徹底分析から，「予想問題」「模擬問題」を作成し，あわせて収載しました。精選した国家試験問題および「予想問題」は出題基準にそって掲載されていますので，教科ごとに演習して実力の確認・補強ができます。第101回の国家試験問題および「模擬問題」は，本番同様の形式で巻末に掲載されていますので，時間配分も含めた予行演習が行えます。
　各教科には，出題頻度の高いことがらをまとめた「覚えておきたい重要事項」も一緒に掲載されていますので，演習とともに活用することで一層の知識定着がはかれます。さらに別冊として，「国試直前チェックBOOK」も付属しています。試験直前の知識の整理・確認に役だててください。
　本書を十分に活用して，保健師国家試験にみごと合格されるよう，編集室一同祈っております。なお，問題文中では出題されたままの表記で「保健婦」としている箇所があります。歴史的な記述の場合も同様に「保健婦」と表記されています。また，解説も出題された当時の用語をそのまま用いております。あらかじめご了承ください。
　最後に，本書の編集にあたって，それぞれご専門の立場から解答・解説にご尽力いただきました諸先生に心からお礼を申し上げます。
　2015年3月
『標準保健師講座』編集室

解答・執筆者一覧
覚えておきたい重要事項一覧
本書の活用法
国家試験の概要と受験対策
国家試験を受験するにあたって
保健師国家試験出題基準（平成26年版）

教科別 （以下の教科ごとに次の2つの項がそれぞれ並びます） 　▶ 覚えておきたい重要事項 　▶ 2010年（第96回）～2014年（第100回）保健師国家試験問題［解答と解説］

公衆衛生看護学概論
公衆衛生看護方法論I（個人・家族・グループ支援方法論）
公衆衛生看護方法論II（組織・集団・地域支援方法論）
対象別公衆衛生看護活動論　母子保健活動
対象別公衆衛生看護活動論　成人保健活動
対象別公衆衛生看護活動論　高齢者保健活動
対象別公衆衛生看護活動論　精神保健活動
対象別公衆衛生看護活動論　障害者（児）・難病保健活動
対象別公衆衛生看護活動論　感染症の保健活動
対象別公衆衛生看護活動論　歯科保健活動
学校保健・産業保健　学校保健
学校保健・産業保健　産業保健
健康危機管理
公衆衛生看護管理論
疫学
保健統計
保健医療福祉行政論
状況設定問題

［新出題形式対応］保健師国家試験模擬問題 解答と解説

2015年（第101回）保健師国家試験問題 解答と解説

索引

別冊　国試直前チェックBOOK
　グラフで確認　重要統計
　要点確認　関係法令
　公衆衛生看護学概論
　公衆衛生看護方法論I（個人･家族･グループ支援方法論）
　公衆衛生看護方法論II（組織･集団･地域支援方法論）
　対象別公衆衛生看護活動論　母子保健活動
　対象別公衆衛生看護活動論　成人保健活動
　対象別公衆衛生看護活動論　高齢者保健活動
　対象別公衆衛生看護活動論　精神保健活動
　対象別公衆衛生看護活動論　障害者（児）保健活動
　対象別公衆衛生看護活動論　難病の保健活動
　対象別公衆衛生看護活動論　感染症の保健活動
　対象別公衆衛生看護活動論　歯科保健活動
　学校保健・産業保健　学校保健
　学校保健・産業保健　産業保健
　健康危機管理
　公衆衛生看護管理論
　疫学
　保健統計
　保健医療福祉行政論

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