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対象別公衆衛生看護活動 第3版

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本巻は、保健師国家試験出題基準(平成26年版)の次の内容に対応しています。 ・対象別公衆衛生看護活動論(1.母子保健活動 2.成人保健活動 3.高齢者保健活動 4.精神保健活動 5.障害者(児)保健活動 6.難病の保健活動 7.感染症の保健活動 8.歯科保健活動) ・学校保健・産業保健(1.学校保健 2.産業保健) ・健康危機管理(1.健康危機管理対策 2.感染症集団発生時の保健活動 3.災害と保健活動) 本巻では、学生が保健師活動を具体的に理解できるよう、事例記事「実践場面から学ぶ」を各章に適宜配置してあります。
*「標準保健師講座」は株式会社医学書院の登録商標です。
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はしがき

 少子高齢社会のなか,保健師活動では予防の重要性が強くうたわれ,健康な地域づくりが重要な課題となっています。さらに,在宅看護の需要の拡大から療養支援には生活の視点が重要になっています。公衆衛生看護学は,保健師だけでなく看護師にとっても必要不可欠なものです。多くの看護職が公衆衛生看護の志向を持つことが求められています。
 いま保健師教育の場は,これまでの3年制の看護学に1年制の保健師教育を付加する養成所や短期大学専攻科における養成に加え,看護学に統合された4年制大学および大学院修士課程など多様化しつつあります。なかでも多くの4年制大学では,公衆衛生看護学について限られた時間内で講義や臨地実習をしており,教員が信頼して学生に読ませることのできるテキストが必要とされています。また,大学生には看護師と保健師の2つの国家試験を受験するため,保健師国家試験にむけて短時間で効率よく,自己学習できるテキストが求められています。
 本講座は,教員や学生のニーズにこたえ標準的な保健師教育のための教科書として,保健師に求められる基本的な知識と技術を習得することを目ざし企画されました。
 本講座の特色は,改定された保健師国家試験出題基準の項目をすべて網羅したかたちで,保健師として押さえておくべき内容をコンパクトにまとめたことです。
 本来,保健師の仕事は,応用が必要で創造的なものですが,基本がおろそかでは,応用的な課題に対応できないといえます。「理念や理論を押さえたうえでの基本の理解と,実践能力豊かな専門職の教育」を本講座のねらいとしました。

 本講座 の構成は,『地域看護学概論』『地域看護技術』『対象別公衆衛生看護活動』の3巻と,『保健医療福祉行政論』『疫学・保健統計学』の別巻2巻の全5巻からなります。
 本巻の3冊は保健師の基本として理念や考え方を述べた1巻『地域看護学概論』,保健師にとって地域看護を実践するうえで必要とされる技術をまとめた2巻『地域看護技術』,対象別・課題別の活動を展開する3巻『対象別公衆衛生看護活動』です。
 さらに,保健師の習得しておくべき基本的知識として,主たる活動の場の理解を深める『保健医療福祉行政論』,保健活動をデータで方向づける『疫学・保健統計』を,別巻の2冊としてコンパクトにまとめました。
 本講座の執筆者は保健師として現場経験豊富な看護大学教員や,地域看護に詳しい公衆衛生医師らで構成しました。

 本巻は,保健師国家試験出題基準の「対象別公衆衛生看護活動論」の各項目(1.母子保健活動 2.成人保健活動 3.高齢者保健活動 4.精神保健活動 5.障害者(児)保健活動 6.難病の保健活動 7.感染症の保健活動 8.歯科保健活動),「学校保健・産業保健」の各項目(1.学校保健 2.産業保健)および「健康危機管理」の各項目(1.健康危機管理対策 2.感染症集団発生時の保健活動 3.災害と保健活動)に対応しています。
 本巻は,対象別保健師活動・機関別保健師活動とよばれている内容にあたり,保健師活動を実際に進めていく対人援助の場面とその背景の施策について述べます。施策のもとになる法の内容や統計のデータなどについては,他書を準備しなくても学習の便がはかられるよう関連箇所におさめるようにしてあります。第3版では,学生が保健師活動を具体的にイメージして理解できるよう,事例記事「実践場面から学ぶ」を各章に適宜配置してあります。

 2013年11月
 著者ら

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1章 母子保健(親子保健)活動
 A 母子保健(親子保健)の動向 (中谷芳美)
 B 母性各期の健康課題と保健指導 (山口忍)
 C 乳幼児期の成長発達と保健指導 (中谷芳美)
 D 健康上のリスクを持つ母子への保健指導 (中谷芳美)
2章 成人保健活動 (奧野ひろみ)
 A 成人保健の動向
 B 成人期の保健活動・保健指導
3章 高齢者保健活動 (深江久代)
 A 高齢者保健の動向
 B 高齢者の生活と保健指導
 C 在宅要援護高齢者と家族への保健指導
4章 精神保健活動 (奧野ひろみ)
 A 精神保健の動向
 B 精神障害者の生活上の障害と保健指導
 C 社会病理を背景とするおもな疾患
5章 障害者(児)保健活動
 A 障害者保健の動向 (松田正己)
 B 障害者保健施策と保健活動 (松田正己・川田典子)
6章 難病保健活動 (三輪眞知子)
 A 難病対策の動向
 B 難病患者の生活と保健指導
7章 感染症保健活動
 A 感染症保健の動向 (高畑陽子)
 B 感染症保健施策と保健師活動 (高畑陽子)
 C 疾病管理 (鈴木千智)
8章 歯科保健活動 (堀口逸子)
 A 歯科保健の動向と保健活動の実際
9章 学校保健
 A 学校保健・看護の動向 (岡田加奈子)
 B 学校保健の制度とシステム (鎌塚優子)
 C 学校保健・看護の現状と健康課題 (齊藤理砂子)
 D 養護教諭の職務と保健室の機能 (鎌塚優子)
10章 産業保健
 A 産業保健の動向 (土屋沙織)
 B 産業保健の制度とシステム (中谷淳子)
 C 産業保健における健康課題 (中谷淳子)
 D 産業保健の展開 (中谷淳子)
11章 地域包括ケア (工藤禎子)
 A 地域包括ケアの動向
 B 地域包括ケアにおける保健師活動
12章 健康危機管理
 A 健康危機管理対策 (阿彦忠之)
 B 感染症集団発生と保健活動 (大木幸子)
 C 災害と保健活動 (今福恵子)

INDEX

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本書の記述の正確性につきましては最善の努力を払っておりますが、この度弊社の責任におきまして、下記のような誤りがございました。お詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。

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