疾病のなりたちと回復の促進[3]
薬理学 第13版
本書の特長
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●第1部「薬理学総論」では、薬理学の基礎的な知識をわかりやすくまとめました。また、医薬品(麻薬)の管理などについても解説を加えています。
●第2部「薬理学各論」では、疾患・病態の概略、薬物の作用機序、代表薬などについて簡潔に述べ、成人看護学の各分野との有機的なつながりを意識した組み立てになっています。
●薬物について、投与経路や有害作用、禁忌などが目にとまりやすいようにまとめられています。また、毎年古い薬物を新しいものに差しかえるなどの見直しをしています。
●薬理作用のみならず、「投与時の看護のポイント」についても記述し、臨床で活用できる内容となっています。
●カラーの図により、「薬の効くメカニズム」が理解しやすいテキストとなっています。
●索引では、一般名と商品名にアイコンをつけ、調べやすくしています。
*「系統看護学講座/系看」は株式会社医学書院の登録商標です。
シリーズ | 系統看護学講座 |
---|---|
著 | 吉岡 充弘 / 泉 剛 / 井関 健 |
発行 | 2014年01月判型:B5頁:360 |
ISBN | 978-4-260-01814-2 |
定価 | 2,530円 (本体2,300円+税) |
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- 目次
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序文
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はしがき
第13版への序
現代の高度化した医療ではチーム医療が重視されており,薬物治療においても,看護師・医師・薬剤師の連携は非常に重要である。
患者に接する時間・機会が最も多い看護師には,薬物の作用や副作用,投与するときの注意点などを十分に理解し,薬物の作用を十分に引き出すとともに,医療事故の防止に寄与することが求められている。
本書は,看護学生向けの薬理学入門書として,1968年の初版の発行以来,改訂を重ねながら看護教育の場で用いられてきた。
第13版への改訂では,吉岡充弘が筆頭著者となり,泉剛が新たに執筆に加わった。新しい執筆体制のもとで,構成・記述を検討し,前版までの長所はいかしつつ,さらに学生に理解しやすくなるようにこころがけた。また,基礎的な内容に加えて発展的・臨床的な内容も記載したので,読者には臨床に出たのちも折にふれて本書をひもとき,振り返り学習や発展学習に役だててほしい。
改訂の概要
第1部の「薬理学総論」では,学習の導入や,薬物一般に共通する知識の学習を目的とし,章構成の変更を行った。
第1章では,薬理学にかかわる言葉の定義,薬理学のなりたち,薬物の使用目的,薬物療法における看護師の役割について述べた。
第2章では,薬力学,薬物動態学,薬物相互作用,薬物効果の個人差,薬物使用の有益性と危険性について説明した。また,薬物の取り扱いに際して知っておくべき法律や,新薬の開発過程についても説明した。
第2部の「薬理学各論」では,関連する解剖生理学,疾患,治療について概説したのち,具体的な個々の薬物について,薬物の使用目的や作用などを説明した。とくに,有害作用・禁忌などについては,一見してわかるように工夫をし,臨床的な投与時の看護のポイントについても別欄を設けて記載した。
本書は,とかくむずかしくとらえられがちな薬理学を,少しでも親しみやすく感じられるように心がけたつもりであるが,著者の力の及ばない部分については,忌憚のない意見をいただければ幸いである。
最後に,本書が現在いたるまで改訂を重ねることができたのは,中井健五,大鹿英世をはじめとする歴代の執筆者の尽力によるものである。ここに歴代の執筆者に対し敬意を表したい。
2013年11月
著者ら
第13版への序
現代の高度化した医療ではチーム医療が重視されており,薬物治療においても,看護師・医師・薬剤師の連携は非常に重要である。
患者に接する時間・機会が最も多い看護師には,薬物の作用や副作用,投与するときの注意点などを十分に理解し,薬物の作用を十分に引き出すとともに,医療事故の防止に寄与することが求められている。
本書は,看護学生向けの薬理学入門書として,1968年の初版の発行以来,改訂を重ねながら看護教育の場で用いられてきた。
第13版への改訂では,吉岡充弘が筆頭著者となり,泉剛が新たに執筆に加わった。新しい執筆体制のもとで,構成・記述を検討し,前版までの長所はいかしつつ,さらに学生に理解しやすくなるようにこころがけた。また,基礎的な内容に加えて発展的・臨床的な内容も記載したので,読者には臨床に出たのちも折にふれて本書をひもとき,振り返り学習や発展学習に役だててほしい。
改訂の概要
第1部の「薬理学総論」では,学習の導入や,薬物一般に共通する知識の学習を目的とし,章構成の変更を行った。
第1章では,薬理学にかかわる言葉の定義,薬理学のなりたち,薬物の使用目的,薬物療法における看護師の役割について述べた。
第2章では,薬力学,薬物動態学,薬物相互作用,薬物効果の個人差,薬物使用の有益性と危険性について説明した。また,薬物の取り扱いに際して知っておくべき法律や,新薬の開発過程についても説明した。
第2部の「薬理学各論」では,関連する解剖生理学,疾患,治療について概説したのち,具体的な個々の薬物について,薬物の使用目的や作用などを説明した。とくに,有害作用・禁忌などについては,一見してわかるように工夫をし,臨床的な投与時の看護のポイントについても別欄を設けて記載した。
本書は,とかくむずかしくとらえられがちな薬理学を,少しでも親しみやすく感じられるように心がけたつもりであるが,著者の力の及ばない部分については,忌憚のない意見をいただければ幸いである。
最後に,本書が現在いたるまで改訂を重ねることができたのは,中井健五,大鹿英世をはじめとする歴代の執筆者の尽力によるものである。ここに歴代の執筆者に対し敬意を表したい。
2013年11月
著者ら
目次
開く
第1部 薬理学総論
第1章 薬理学を学ぶにあたって (吉岡充弘)
A 薬理学とはなにか
B 薬による病気の治療
第2章 薬理学の基礎知識 (吉岡充弘)
A 薬が作用するしくみ(薬力学)
B 薬の体内の挙動(薬物動態学)
C 薬物相互作用
D 薬効の個人差に影響する因子
E 薬物使用の有益性と危険性
F 薬と法律
第2部 薬理学各論
第1章 抗感染症薬 (吉岡充弘)
A 感染症治療に関する基礎事項
B 抗感染症薬各論
C 特殊な感染症の治療薬
D 感染症の治療における問題点
第2章 抗がん薬 (吉岡充弘)
A がん治療に関する基礎事項
B 抗がん薬各論
第3章 免疫治療薬 (吉岡充弘)
A 免疫系の基礎知識
B 免疫抑制薬
C 免疫増強薬・予防接種薬
第4章 抗アレルギー薬・抗炎症薬 (泉剛)
A 抗ヒスタミン薬と抗アレルギー薬
B 炎症と抗炎症薬
C 関節リウマチ治療薬
D 痛風・高尿酸血症治療薬
E 片頭痛治療薬
第5章 末梢での神経活動に作用する薬物 (泉剛)
A 神経系による情報伝達
B 自律神経系作用薬
C 交感神経作用薬
D 副交感神経作用薬
E 筋弛緩薬・局所麻酔薬
第6章 中枢神経系に作用する薬物 (吉岡充弘)
A 中枢神経系のはたらきと薬物
B 全身麻酔薬
C 催眠薬・抗不安薬
D 抗精神病薬
E 気分障害治療薬
F パーキンソン症候群治療薬
G 抗てんかん薬
H 麻薬性鎮痛薬
第7章 心臓・血管系に作用する薬物 (吉岡充弘)
A 抗高血圧薬
B 狭心症治療薬
C 心不全治療薬
D 抗不整脈薬
E 利尿薬
F 脂質異常症治療薬
G 血液に作用する薬物
第8章 呼吸器・消化器・生殖器系に作用する薬物 (泉剛)
A 呼吸器系に作用する薬物
B 消化器系に作用する薬物
C 生殖器・泌尿器系に作用する薬物
第9章 物質代謝に作用する薬物 (泉剛)
A ホルモンとホルモン拮抗薬
B 治療薬としてのビタミン
第10章 皮膚科用薬・眼科用薬 (泉剛)
A 皮膚に使用する薬物
B 眼科用薬
第11章 救急の際に使用される薬物 (泉剛)
A 救急に用いられる薬物
B 急性中毒に対する薬物
第12章 漢方薬 (吉岡充弘)
A 漢方医学の基礎知識
B 漢方薬各論
第13章 消毒薬 (井関健)
付章 輸液製剤・輸血剤 (井関健)
A 輸液製剤
B 輸血剤
付録 看護業務に必要な薬の知識 (井関健)
参考文献
索引
第1章 薬理学を学ぶにあたって (吉岡充弘)
A 薬理学とはなにか
B 薬による病気の治療
第2章 薬理学の基礎知識 (吉岡充弘)
A 薬が作用するしくみ(薬力学)
B 薬の体内の挙動(薬物動態学)
C 薬物相互作用
D 薬効の個人差に影響する因子
E 薬物使用の有益性と危険性
F 薬と法律
第2部 薬理学各論
第1章 抗感染症薬 (吉岡充弘)
A 感染症治療に関する基礎事項
B 抗感染症薬各論
C 特殊な感染症の治療薬
D 感染症の治療における問題点
第2章 抗がん薬 (吉岡充弘)
A がん治療に関する基礎事項
B 抗がん薬各論
第3章 免疫治療薬 (吉岡充弘)
A 免疫系の基礎知識
B 免疫抑制薬
C 免疫増強薬・予防接種薬
第4章 抗アレルギー薬・抗炎症薬 (泉剛)
A 抗ヒスタミン薬と抗アレルギー薬
B 炎症と抗炎症薬
C 関節リウマチ治療薬
D 痛風・高尿酸血症治療薬
E 片頭痛治療薬
第5章 末梢での神経活動に作用する薬物 (泉剛)
A 神経系による情報伝達
B 自律神経系作用薬
C 交感神経作用薬
D 副交感神経作用薬
E 筋弛緩薬・局所麻酔薬
第6章 中枢神経系に作用する薬物 (吉岡充弘)
A 中枢神経系のはたらきと薬物
B 全身麻酔薬
C 催眠薬・抗不安薬
D 抗精神病薬
E 気分障害治療薬
F パーキンソン症候群治療薬
G 抗てんかん薬
H 麻薬性鎮痛薬
第7章 心臓・血管系に作用する薬物 (吉岡充弘)
A 抗高血圧薬
B 狭心症治療薬
C 心不全治療薬
D 抗不整脈薬
E 利尿薬
F 脂質異常症治療薬
G 血液に作用する薬物
第8章 呼吸器・消化器・生殖器系に作用する薬物 (泉剛)
A 呼吸器系に作用する薬物
B 消化器系に作用する薬物
C 生殖器・泌尿器系に作用する薬物
第9章 物質代謝に作用する薬物 (泉剛)
A ホルモンとホルモン拮抗薬
B 治療薬としてのビタミン
第10章 皮膚科用薬・眼科用薬 (泉剛)
A 皮膚に使用する薬物
B 眼科用薬
第11章 救急の際に使用される薬物 (泉剛)
A 救急に用いられる薬物
B 急性中毒に対する薬物
第12章 漢方薬 (吉岡充弘)
A 漢方医学の基礎知識
B 漢方薬各論
第13章 消毒薬 (井関健)
付章 輸液製剤・輸血剤 (井関健)
A 輸液製剤
B 輸血剤
付録 看護業務に必要な薬の知識 (井関健)
参考文献
索引
正誤表
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本書の記述の正確性につきましては最善の努力を払っておりますが、この度弊社の責任におきまして、下記のような誤りがございました。お詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。
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