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外科専門医受験のための演習問題と解説


(在庫なし)

監修:加納 宣康
編集:本多 通孝

  • 判型 B5
  • 頁 288
  • 発行 2013年01月
  • 定価 5,500円 (本体5,000円+税10%)
  • ISBN978-4-260-01524-0
効率よく学習できる、外科専門医を目指す人のための待望の問題集
外科専門医試験のための待望の問題集。予備試験(筆記試験)対策の想定問題を数多く用意し、解説も充実させた。試験直前の総チェックリストや認定試験(面接試験)のアドバイスも収載し、合格までの道のりを丁寧にサポートしてくれる。外科専門医試験対策に役立つだけでなく、臨床の土台となる基礎知識を効率的に身につけられることから外科志望の医学生・研修医にもお勧めできる1冊。
序 文
『外科専門医受験のための演習問題と解説』出版に寄せて(加納宣康)/(本多通孝)

『外科専門医受験のための演習問題と解説』出版に寄せて
 このたび,亀田総合病院の卒業生である本多通孝先生が中心になって,日本外科学会専門医試験対策用の問題集が上梓される...
『外科専門医受験のための演習問題と解説』出版に寄せて(加納宣康)/(本多通孝)

『外科専門医受験のための演習問題と解説』出版に寄せて
 このたび,亀田総合病院の卒業生である本多通孝先生が中心になって,日本外科学会専門医試験対策用の問題集が上梓されることになり,まことにうれしく思います.
 本書の編集を担当された本多先生は大変優秀な成績で亀田総合病院の初期研修課程を修了し,その後,日本外科学会専門医試験にも順調に合格された,将来の外科医界を背負って立つと期待される若手外科医です.
 そんな彼が,日本の後輩外科医達のために「専門医試験受験に役立つ書物を出したい」と考え,実行に移しました.医学書院の寛大なご配慮により,『外科専門医受験のための演習問題と解説』の企画が進みました.私も監修者としてこの書の完成に関与できたことを誇りに思い,医学書院および本多通孝先生に感謝いたしております.
 本書の企画進行中には,本多先生の人脈により,多数の若手外科医達の協力が得られました.日本の後輩外科医達のための一助になりたいという先輩達の努力の結集により本書が完成いたしました.
 後輩諸氏は,本多先生はじめ先輩達の配慮に感謝し,外科臨床面での厳しい修行に励みつつ,本書を利用して日本外科学会専門医試験の勉強にも勤しんでいただきたいと思います.

 2012年12月1日 亀田総合病院手術室にて
 監修者 加納宣康



 そういえば,まだ医師になりたての頃に何人かの外科医の上司に「優れた外科医になるためには,どんなことを目標に励んだらよいでしょうか」と聞いてみたことがあった.ほとんど執刀経験もなく,臨床業務に右往左往する毎日であったが,そんな中で何を目標にしたらよいのか悩んでいたように思う.ある人には「Annals of Surgeryのような外科学のトップジャーナルに論文を載せること」を,またある人には「手術室で働くコメディカルスタッフに,身内の手術を頼まれるような外科医」を目標にしたらよいといわれた.ほかにもたくさんの助言をいただいたのだが,当時はなぜだかこの2つをその後の10年間の目標にしようと,ざっくりと決めてしまったのを覚えている.とにかく臨床も研究もどちらも人に認められるように頑張ろうと思ったのかもしれない.
 さて,その優れた外科医の要件として,「専門医の取得を目標に」と言った上司は1人もいなかったように思う.それほど専門医取得は誰もが通る当たり前の通過点であり「目標」としての位置づけにはならないのだろう.そんなこともあってか,外科専門医試験の対策に特化した参考書というのはこれまで存在しなかった.しかし,いざ試験を目の前にすると,日々の臨床や研究で首が回らないというのに,通過点に過ぎないこの試験を効率よく勉強する道具がないということがとても不自由に感じた.本書は,多くの外科医にとっては必ずしも優先順位の高くないこのペーパー試験の勉強を効率よく片付けて,少しでもその負担を軽減できれば,という思いで作成した.幸運にもこれまで所属した施設では見識の高い同僚に恵まれ,質の高い共著者や執筆協力者を得ることもできた.試験対策に十分な時間が取れない方が大半であろうことから演習問題の形式をとってはいるが,本書のみの学習で一定レベルの知識が整理できるよう,入念な解説を試みているので,存分に利用していただければ幸甚である.
 ところで前述の「目標」であるが,ちょうど今年で10年目を迎え,前者の論文目標を達成してみたものの一向に優れた外科医になったという実感がない.むしろ諸事限界を感じることが多くなり,少し目標の立て方を誤ったのかもしれないと反省している.しかし,まだまだ後者の目標は達成できそうにないので,新たに今後10年間の「目標」として研鑽を積みたいと思っている.

謝辞
 本書の発行にあたり,画像提供・学術指導をいただいた先生方,コラム執筆を快諾してくださった北浜誠一先生,山本一道先生,川田洋憲先生,また医学書院医学書籍編集部の皆様,連載当時からご指導いただきました雑誌『臨床外科』編集室の皆様をはじめ,企画・編集・出版に尽力してくださいましたすべての方に心より感謝申し上げます.

 2012年12月
 編集者 本多通孝
目 次
本書の使い方

1.消化管
2.肝胆膵
3.心臓・血管
4.呼吸器
5.乳腺・内分泌
6.小児外科
7.救急・麻酔
8.外科学総論

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