治療薬マニュアル 2011

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膨大な数の薬の添付文書情報を分かりやすく整理し、各領域の専門医による実践的な臨床解説を加えた、全医療関係者必携の治療薬年鑑。2010年中に発売された新薬を含む、ほとんどすべての医療用医薬品を収録。毎年全面改訂。添付文書にはない「適用外使用」が充実。ポケットサイズの別冊付録「重要薬手帳」付。 【2011年版の特長】 ●2010年中に発売された新薬を収載 ●主要商品の薬価を網羅 ●国立高度専門医療研究センター採用の後発品を掲載 ●新規付録「後発医薬品に関する情報と選択の留意点」 ●先発品と後発医薬品の効能・効果の違いが分かる

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監修 高久 史麿 / 矢崎 義雄
編集 北原 光夫 / 上野 文昭 / 越前 宏俊
発行 2011年02月判型:B6頁:2564
ISBN 978-4-260-01144-0
定価 5,500円 (本体5,000円+税)
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2011年版の序

 若い薬剤師たちの間で,本書が「治マニ」と呼ばれていることを知った.これまで作る側としても使う側としても,本書はやや堅い存在であったが,その愛称を聞いた途端に身近に思えてきた.もとより若い世代は,「治マニ」と毎日カジュアルな友だち付き合いをしているようである.そうした彼らが幼かった頃に誕生した「治療薬マニュアル」は,2011年版で22巻目を迎える.
 近年の薬物治療は急速に進化している.抗癌剤,抗菌薬,循環器用薬,生物学的製剤など,次から次へと登場している薬剤は,その効果が明確である一方,副作用も無視できない.生半可な知識では時として危険を伴うが,並みの人間の頭脳ではこれらの薬剤に関する情報を記憶できないのが厄介である.したがって,常にアクセス可能な信頼できる情報源が不可欠である.
 情報の有用性は関連性,妥当性,そして利便性に左右される.治療薬に関する圧倒的な量の情報を有するこのコンパクトな1冊は,どのような疑問に対しても関連する信頼性の高い最新情報を,いつでも,どこでも,だれにでも提供するために存在している.
 さて,すでに歴史と伝統のある本書も常に進化し続けている.前年より一新されたデザインの2年目となる2011年版の新たな特長を記そう.後発医薬品に対する関心の高まるなか,これらに関する情報の拡充を図った.ナショナルセンター採用の後発医薬品に下線を記載し,先発品との効能・効果の相違があればその旨,適応欄に明記した.また付録として「後発医薬品に関する情報と選択の留意点」を掲載した.医療経済が重視される時代に即し,薬価情報を充実した.医療のリスクマネジメントの一助となるよう,副作用情報を充実させ,ヒヤリ・ハット情報をアイコンで掲載した.3年目を迎える重要薬手帳は,より臨床現場で活用しやすいよう配慮した.このような改良点はあるものの基本は踏襲し,治療薬に関する“Gold Standard”を医療に携わるすべての職種の方々に提供することをめざしている.
 ご多忙のなか,周到なご執筆にあたられた先生方と医学書院編集室の方々にこの場を借りて深謝したい.また内容については入念に吟味済みではあるが,万が一の問題点があればご指摘いただければ幸いである.合わせて今後に対するご要望など,読者からの積極的なフィードバックが本書をより充実させるうえで有用と考えている.

 2010年11月
 上野文昭

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薬物療法の基本的注意
図解 薬理作用
添付文書情報と臨床解説
 01 解熱・鎮痛・抗炎症薬
 02 片頭痛治療薬
 03 抗リウマチ薬
 04 痛風・高尿酸血症治療薬
 05 催眠・鎮静薬
 06 抗不安薬
 07 抗精神病薬
 08 抗うつ薬・気分安定薬・精神刺激薬
 09 抗てんかん薬
 10 パーキンソン病/症候群治療薬
 11 脳循環代謝改善薬
 12 筋弛緩薬
 13 自律神経系作用薬
 14 抗めまい薬
 15 その他の神経系用薬
 16 強心薬
 17 抗狭心症薬
 18 β遮断薬
 19 Ca拮抗薬
 20 抗不整脈薬
 21 利尿薬
 22 降圧薬
 23 末梢循環障害治療薬
 24 脂質異常症用薬
 25 昇圧薬
 26 アレルギー治療薬
 27 気管支拡張薬・喘息治療薬
 28 鎮咳薬
 29 去痰薬
 30 その他の呼吸器用薬
 31 消化性潰瘍治療薬
 32 健胃・消化薬
 33 下剤
 34 止痢・整腸薬
 35 その他の消化器用薬
 36 糖尿病用薬
 37 下垂体ホルモン製剤
 38 副腎皮質ホルモン製剤
 39 性ホルモン製剤
 40 その他のホルモン製剤
 41 子宮用薬
 42 骨粗鬆症・骨代謝改善薬
 43 ビタミン製剤
 44 造血と血液凝固関係製剤
 45 輸液・栄養製剤
 46 電解質製剤
 47 灌流用剤
 48 解毒薬・中毒治療薬
 49 抗菌薬
 50 化学療法剤
 51 抗真菌薬
 52 抗ウイルス薬
 53 寄生虫・原虫用薬
 54 抗癌剤
 55 免疫抑制薬
 56 インターフェロン・インターロイキン製剤
 57 眼科用薬
 58 耳鼻咽喉科用薬
 59 口腔用薬
 60 泌尿・生殖器用薬
 61 痔治療薬
 62 皮膚用薬
 63 酵素製剤
 64 生物学的製剤
 65 ワクチン・トキソイド
 66 麻薬
 67 麻酔薬
 68 生活改善薬
 69 その他の治療薬
 70 診断用薬
 71 造影剤
 72 放射性医薬品
 73 消毒剤
 74 漢方薬
新薬
付録
索引

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本書の記述の正確性につきましては最善の努力を払っておりますが、この度弊社の責任におきまして、下記のような誤りがございました。お詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。

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