看護学生のための
心理学
看護学生の「心」への興味に応える
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基礎・応用の2部構成で,看護学生が抱く心への興味に応えます。看護場面で知っておくべき個人・集団心理を第1部に,患者さんと接する際に役立つ健康,臨床心理学や行動分析学等,心理学的方法論を第2部に配置。人間心理を覗くコラム,アタマと手とを駆使する演習も充実。
編集 | 長田 久雄 |
---|---|
発行 | 2002年10月判型:B5頁:288 |
ISBN | 978-4-260-33236-1 |
定価 | 2,420円 (本体2,200円+税) |
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- 目次
- 書評
- 正誤表
目次
開く
第1部 人間の心理を理解するための基礎
第1章 感覚・知覚の心理
第2章 記憶の心理
第3章 感情・動機の心理
第4章 性格・知能の心理
第5章 発達の心理
第6章 社会・集団の心理
第2部 医療場面での人間理解の展開
第7章 健康の心理と人間理解
第8章 心理アセスメントと面接
第9章 カウンセリングと心理療法
第10章 行動する人間の理解
第1章 感覚・知覚の心理
第2章 記憶の心理
第3章 感情・動機の心理
第4章 性格・知能の心理
第5章 発達の心理
第6章 社会・集団の心理
第2部 医療場面での人間理解の展開
第7章 健康の心理と人間理解
第8章 心理アセスメントと面接
第9章 カウンセリングと心理療法
第10章 行動する人間の理解
書評
開く
臨床に即した内容に手応え
書評者: 篠原 千里 (あじさい看護福祉専門学校・教務部長)
心理学は人間の心と行動を学ぶ学問であり,その学問範囲は広く深いものである。
看護基礎教育のカリキュラムの中で,基礎分野の「人間と人間生活の理解」の科目として心理学を設定している学校は多い。人間の心理や行動の基礎にある原理を学び,自己理解と他者理解をとおして看護学へと発展させたいところである。
◆カリキュラム見直しを機にテキスト選定
本校においても,基礎分野に心理学を設定して1年生次の前期に実施している。昨年までは人間の心理を理解するための基本的な事項を中心に展開し,臨床心理学領域は精神看護学の中で2年生次前期に実施していた。しかし,カリキュラムの見直しをした結果,臨床心理学を早い時期に一般的な心理学に連動させて行なうことになった。
そこで,そのためのテキストに当たるものを探していたところ,まさにタイトルどおり『看護学生のための心理学』があった。この本は「人間の心理を理解するための基礎」と「医療場面での人間理解の展開」の2部構成となっており,本校のカリキュラム内容にフィットするものであった。担当講師も,臨床心理士を含む2名で分担して当たることにした。
◆豊富なコラムや練習問題で理解を促す構成
レイアウトは2色刷りで見やすく,各章にはコラムが挿入されており,内容の補足や興味が喚起されるような話題がコンパクトにまとめられている。また,ところどころケースを紹介して,イメージしやすく学生の理解を助ける構成となっている。章毎には「Works」と題してまとめの学習ができるように練習問題が設定されており,キーワードをとおして学びの確認ができるなど,主体的な学習に繋がるよう編成されている。
現在,授業は進行中であり,テキストも含めた内容や時期についての評価は今年度末でないと明らかではない。しかし学生の反応をみる限り,人間関係学との連動や臨床場面に関する項目に,モチベーションの高い入学間もない時期から触れられることで,比較的手応えが感じられる現状である。
毎年,テキストの選定には頭を悩ましているところであるが,教育目的・目標達成のための科目設定であり,そのためのテキストであり,そのテキストを教えるのではなく,テキストで何を学ばせるかを念頭に,担当講師とも検討の上,私たち専任の教員がその責任において選定すべきと考えている。
心理学をとおして,学生らが看護の対象となる人の気持ちを理解するための,また自分自身を理解するためのきっかけになってくれれば幸いと願っている。
書評者: 篠原 千里 (あじさい看護福祉専門学校・教務部長)
心理学は人間の心と行動を学ぶ学問であり,その学問範囲は広く深いものである。
看護基礎教育のカリキュラムの中で,基礎分野の「人間と人間生活の理解」の科目として心理学を設定している学校は多い。人間の心理や行動の基礎にある原理を学び,自己理解と他者理解をとおして看護学へと発展させたいところである。
◆カリキュラム見直しを機にテキスト選定
本校においても,基礎分野に心理学を設定して1年生次の前期に実施している。昨年までは人間の心理を理解するための基本的な事項を中心に展開し,臨床心理学領域は精神看護学の中で2年生次前期に実施していた。しかし,カリキュラムの見直しをした結果,臨床心理学を早い時期に一般的な心理学に連動させて行なうことになった。
そこで,そのためのテキストに当たるものを探していたところ,まさにタイトルどおり『看護学生のための心理学』があった。この本は「人間の心理を理解するための基礎」と「医療場面での人間理解の展開」の2部構成となっており,本校のカリキュラム内容にフィットするものであった。担当講師も,臨床心理士を含む2名で分担して当たることにした。
◆豊富なコラムや練習問題で理解を促す構成
レイアウトは2色刷りで見やすく,各章にはコラムが挿入されており,内容の補足や興味が喚起されるような話題がコンパクトにまとめられている。また,ところどころケースを紹介して,イメージしやすく学生の理解を助ける構成となっている。章毎には「Works」と題してまとめの学習ができるように練習問題が設定されており,キーワードをとおして学びの確認ができるなど,主体的な学習に繋がるよう編成されている。
現在,授業は進行中であり,テキストも含めた内容や時期についての評価は今年度末でないと明らかではない。しかし学生の反応をみる限り,人間関係学との連動や臨床場面に関する項目に,モチベーションの高い入学間もない時期から触れられることで,比較的手応えが感じられる現状である。
毎年,テキストの選定には頭を悩ましているところであるが,教育目的・目標達成のための科目設定であり,そのためのテキストであり,そのテキストを教えるのではなく,テキストで何を学ばせるかを念頭に,担当講師とも検討の上,私たち専任の教員がその責任において選定すべきと考えている。
心理学をとおして,学生らが看護の対象となる人の気持ちを理解するための,また自分自身を理解するためのきっかけになってくれれば幸いと願っている。
正誤表
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本書の記述の正確性につきましては最善の努力を払っておりますが、この度弊社の責任におきまして、下記のような誤りがございました。お詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。
更新情報
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