看護大事典

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一生使える看護職Orientedのはじめての大事典。看護・介護・医療の最新用語をもれなく収載。重要な「看護ケア」について詳説。看護・医学の基礎的な用語を初学者にもわかりやすくやさしく解説。図解・一覧表・鮮明写真満載のビジュアルな構成でどんな用語もすぐ理解できる。解説項目数35,000語。うち看護学用語3,000語・参照項目数10,000語。同義語・参照語をくまなく項目化して抜群の検索ヒット率。大項目から中項目までを項目化して解説し,重要用語はすぐに検索できる。
総編集 和田 攻 / 南 裕子 / 小峰 光博
発行 2002年11月判型:A5頁:3186
ISBN 978-4-260-33241-5
定価 13,200円 (本体12,000円+税)
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学生に事典を持たせる意味
書評者: 校條 英子 (愛生会看護専門学校・教務主任)
 愛生会看護専門学校は,昭和62年に開校し,本年で17年目を迎えた。毎年変化する学生に合わせ,自発的・積極的な学習に向かわせるために,試行錯誤を続けてきた。与えられた課題に取り組む,ポイントを教えられ暗記する,という受身的学習から,主体的学習に切り替えることは容易なことではない。

◆“ハテナ発問”で学生の主体的学習を促す

 入学したばかりの学生たちは新しい環境の中,学習のモチベーションは高い。そこで「何故だろう?」「どうしてそうなっているのか?」という“ハテナ発問”を投げかけ,知的好奇心に刺激を与えることで,気付かないことを意識化させ,「追求したい」「調べたい」という意欲を行動化させようとした。

 しかし,疑問に感じていても,調べる手立てがわからず行動に起こせない学生たちは,どのようにしたらよいのか戸惑い,思考が中断し,疑問を追及する意欲が低下してしまうという傾向に陥ってしまった。

◆初学者が疑問点を調べるには事典が有効

 そこで本校が最初に取り組んだのが,学習の基本である「学び方の習得」である。

 まず疑問に感じたことをすぐ調べられる学習環境を整えた。初学者である学生にとっては,専門書はその内容を理解することが大変難しい。また,文章だけでは理解しがたいことも図や写真なら一目瞭然の場合も多いが,どのテキストを見たらそれが載っているのかもわからない状況である。

 そのような学生たちに勧めるのは事典の活用である。

 わからない言葉をすぐ調べて意味を理解する。言葉の中からキーワードを見つけ,さらに検索してみるということにおいて,事典は大変有効である。このように,学習の足がかりとして事典を利用し,テキストや参考書,さらには専門書を紐解き理解を深める,という学習スタイルを繰り返し行なうことで,次第に学習技能が身についてきたのである。

 当校では,主体的学習の試みとして解剖生理学や看護論,基礎看護技術など演習形態の授業が多い。グループワークをすると,学生の事典の活用が頻繁となり,各グループに行き届かなくなってきた。また開校当初,入学生には2冊程度の辞典類を購入させていたが,内容の重複などもあり,一本化しようと本年度は入学生全員が『看護大事典』を購入した。

 入学後約3ヶ月が経過したが,授業だけではなく,実習や国家試験対策などあらゆる学習の場で活用してくれることを期待している。

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本書の記述の正確性につきましては最善の努力を払っておりますが、この度弊社の責任におきまして、下記のような誤りがございました。お詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。

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